2階リビングは後悔する!?リアルな暮らしからみるメリットとデメリット

間取り

こんにちは!こめとりです🐤
この記事では【2階リビング】を検討している方に向けて、メリット・デメリット、そして後悔しないポイントをご紹介しています!

これまでマンション、もしくは1階リビングで生活してきた方にとって、
未経験である【2階リビング】の生活のメリット・デメリットは気になるところですよね。

2階リビングの実家で15年過ごし、自分のマイホームでも2階リビングを採用した私が、
実際の暮らしについてリアルな情報をお届けします。

この記事を読み終えると、、

  • メリット・デメリットを把握して、後悔しない選択ができる!
  • 2階リビングの注意点が分かる!

本記事の前半では、

  • 2階リビングを採用した理由
  • メリット・デメリット
  • 2階リビングがおすすめな人

後半では、より具体的に

  • タイプ別のおすすめ間取り構成
  • 後悔しないためのポイント

をご紹介していきます!

2階リビングを採用した理由

前提として、実家・我が家、ともに下記のような仕様になってます。

  • 住宅街の中
  • 両隣に家
  • 土地30坪くらい
  • 2階建て

採用した大きな理由は、下記の願望からです!
人目を気にせず過ごしたい
日当たりと開放感が欲しい

メリット

先ず初めに、メリット一覧はこちら!

  • 日当たり、眺望が良い
  • プライバシーが確保しやすい
  • 開放的な間取りが実現しやすい
  • 建物の強度が強い

それでは次からメリットの説明と一緒に、実際住んでいるリアルな感想もご紹介します!

日当たり、眺望が良い

2階リビングの代表的なメリットといっても過言ではないですね。
周囲に建物が多い場合は特に、1階よりも2階の方が日光が入りやすいです。
実際に住んでいても、日中はほとんど照明を付けずに自然な明るさで過ごすことができています!

こめとり
こめとり

日中は太陽🌞のおかげで明るいので、夕方までは照明を付けずに過ごしています!(電気代の節約にもなって嬉しい、、)

また、眺望が良いことも素敵なメリットです!住宅街の場合は、1階だと視界のほとんどが道路や近隣の住宅になりますが、2階だと空が自然と視界に入ってくる、といった景色の違いがあります。景色も生活の一部なので、ここも大きなメリットになると思います。

プライバシーが確保しやすい

2階リビングは最近よく見かけるようになったとはいえ、まだまだ少数派かと思います。
そのため、隣家のリビングは1階で自分のところだけ2階、という状況が生まれやすいです。
そうなるとつまり、メインで生活している階が異なるので、目線や人影が気になる場面に遭遇する確率が圧倒的に少ないんです!

また、リビングが道路に面している場合は通行人の存在も忘れてはいけません。見られているわけではないと思いますが、こちらから見えるということはあちら側からも見えるということ、、2階リビングであれば人目を気にせずに過ごせるのも快適さの一つのポイントになっています。

開放的な間取りが実現しやすい

勾配天井で開放感を出したり、人目を気にしなくても良いので窓を大きめにできる、また、2階だと構造的に柱が少なくても大丈夫なので、同じ空間の中で視線を遮るものを作らなくても大丈夫、といったメリットもあります。

こめとり
こめとり

大きな窓を採用することでたくさん光が入って、そこから見える眺望も気に入ってます!人目を気にせずに空を眺めてぼーっとする時間は贅沢なひと時です!

建物の強度が強い

2階がリビングになる場合は、1階にはその他の居室等があり、壁や柱が必然的に増えるので、構造的に強度が強くなります
逆に1階で広々としたリビングが欲しい場合は、2階の部屋数や間取りにもよりますが
構造を支えるために壁や柱をリビングのどこかに入れ込む必要が出てくるかもしれません。
耐震性を重視していないハウスメーカーは無くても大丈夫と言うかもしれませんが、鵜吞みにせず、構造についても意識して家づくりを進めていって欲しいなと思います。日本は地震大国であることをお忘れなく!

デメリット

一般的によく言われているデメリット一覧はこちら!

  • 工事費が上がりやすい(水廻り)
  • 大型家具の搬入に手間がかかる
  • 階段の昇り降りが疲れる
  • 老後の不安

正直なところ、自分たちはあまりデメリットとは感じていませんが、、、
各項目についての説明と一緒に、なぜデメリットと感じないのか、デメリットへの考え方もご紹介していきます!

工事費が上がりやすい(水廻り)

これはコスト的な面ですね。2階に水廻りを持ってくると配管工事や防水対策が増える分、コストも多少増える可能性があります。どれくらい増えるのかは、間取りやどれだけ水廻りを2階に持ってくるかによって異なるので、ハウスメーカーに直接確認してみてくださいね。

こめとり
こめとり

我が家では、1階にお風呂・洗面所、2階はキッチンのみだったため、コストに大きな打撃はありませんでした!

大型家具の搬入に手間がかかる

ここは要注意ポイントです。ピアノや巨大なオブジェか何か、、大型家具類をリビングに置きたい人は、2階への搬入経路を確認する必要があります。階段では通らない場合は、窓やベランダからの搬入になります。大きい荷物の搬入があると分かっている場合は、どこから搬入するのか計画的に考えておきましょう!くれぐれも、階段通らない&窓も小さくて入らない、荷物は何処へ、、という悲しい結末にならないようにしてくださいね。

こめとり
こめとり

我が家では2階にある大型の家具・家電は、冷蔵庫、ソファー、ダイニングテーブルですが、どれも階段から運び入れることができました。

階段の昇り降りが疲れる

平屋ではない限り、階段の昇り降りはどの間取りの家でもあるかと思います。2階リビング特有のことといえば、〈食材等の買い物袋を持って階段を昇る〉、〈呼び鈴が鳴って玄関まで行って戻る〉といった点ですね。

こめとり
こめとり

お米を運ぶときは多少疲れますが、毎日重い荷物を運んでいるわけではないですし、慣れたら全く気にならないです。呼び鈴については、そもそも呼び鈴が鳴る頻度自体が少ないので大丈夫です笑。これも慣れたら全然気になりません。

老後の不安

歳を取ったら足腰が弱って階段の昇り降りが難しいのではないか。これはきっと誰もが将来直面する課題ですよね。
このデメリットについては、不安を解消するための方法をいくつかご紹介しますね。

・階段に手すりをつける
 これは必須です。老後とかは関係なく、安全のためにつけることをおすすめします。

・急な傾斜の階段にしない
 階段は傾斜によって、安全性や昇る時の大変さは大きく変わってきます。
 スペースが許せば、緩やかな傾斜の階段にするのも良いと思います。

・1階だけでも暮らせる間取りを考える
 お風呂やトイレ等の生活に必要な設備を1階に設置し、
 2階を使わなくても生活できるように間取りを設計するのも良いですね。
 

実際のところ、このデメリットに対して私がどのように考えているかというと、

遠い未来よりも今の時間を大切にしたい!
 階段を昇れなくなるくらいの老後はまだまだ先です。老後はどうなるか誰にもわかりません。
 そんな分からない老後のために今の住み心地を犠牲にするのは勿体ないのかなと思います。

1階でしか過ごせなくなっても生活できる!
 我が家は1階にお風呂・洗面所・トイレがあるので、生活は成り立ちます。
 キッチンが必要であれば、〈ミニキッチン〉というコンパクトなキッチンを導入すれば良し!

階段は強制運動器具!
 階段の昇り降りは健康にも良いことはご存じですよね?
 健康維持のための良い運動器具だと思っています(笑)。

上記の考えはあくまで私個人の考えであり、「こういった考え方もあるんだ」くらいに捉えていただければありがたいです。大事なのは、あなたがどう考えて納得して選択するか、です!

2階リビングがおすすめな人

下記に当てはまる人は、2階リビングはおすすめです!

  • リビングに日当たり・眺望の良さを求める人
  • プライバシーを確保したい人
  • 人目を気にせず過ごしたい人
  • 開放的なリビングにしたい人
  • 建物の強度を強くしたい人
  • 住宅密集地に住む人

デメリットで挙げたように、老後の不安や、階段の昇り降りがどうしても苦痛、という方は2階リビングは厳しいかもしれませんね。

タイプ別!おすすめの間取り構成

2階リビングにしてみようかなと興味が出てきた方に向けて、タイプ別の間取り構成についておすすめをご紹介します。

とにかく家事動線優先!タイプ

とにかく家事動線を優先したい!という方は、
居室は1階に配置させ、家事に大きく関わる〈リビング・キッチン・洗面所・お風呂〉は2階にまとめるのがおすすめです!
注意点は、水廻りをリビングと同じフロアに集結させるためにリビングの面積が小さくなりがちなところです。面積以外の部分で開放感を出す工夫(窓や勾配天井等)を積極的に取り入れることでカバーできますよ。

こめとり
こめとり

私の実家がこのタイプでした!
帰宅して2階に上がれば、寝るまでは全部同じ階で完了できるので楽でしたよ~

リビングの広さは譲れない!タイプ

リビングの広さは譲れない!という方は、
1階に洗面所とお風呂を配置させ、2階にリビングとキッチンだけで贅沢にスペースを使うのがおすすめです。
家事動線がワンフロアにはなりませんが、間取りや家事のタイミング等を工夫することで1階と2階の往復の負担を軽減することができます!

こめとり
こめとり

我が家はこのタイプの間取りです。広いリビングでゆったりと過ごすことが幸せです。毎日階段を何度も往復するわけではないので、階段の負担はあまり感じないです。

タイプ別のおすすめ間取りのまとめはこちら!

とにかく
家事動線優先!
タイプ
リビングの広さは
譲れない!
タイプ
2階リビング
キッチン
洗面所
お風呂
リビング
キッチン
1階居室洗面所
お風呂
居室


マイホームに住んだあと、どのように毎日を過ごしたいのかイメージを膨らまして
悩みながらも楽しみながら、家づくりを進めていってくださいね。

後悔しないためのポイント

細かい注意点は色々とありますが、とりあえずこれだけは押さえて欲しい!というものをまとめました。

自分の生活動線に合った間取りにする

インスタや雑誌に載っている居心地のよさそうな雰囲気、、、をそのまま真似してはいけません!
一度目をつぶって、平日と休日の、朝起きてから夜寝るまでの生活動線をしっかりと思い浮かべてください。これから毎日過ごすマイホーム、自分の生活動線に合った間取りを必ず意識してください。

こめとり
こめとり

誰かの心地良い空間は、必ずしもあなたにも当てはまるとは限りません!

高気密・高断熱を意識する

2階リビングに限った話ではありませんが、断熱・気密性を高くすることは快適な室内環境のために必須です!我が家では断熱性に優れ、結露にも強い『樹脂サッシ』を採用しました(標準仕様は『アルミ樹脂複合サッシ』)。コストが高くなるので、2階リビングの大きい引き違い窓にだけ採用して、他は気密性の高い『滑り出し窓』にしました!

こめとり
こめとり

賃貸時代の、結露で窓が濡れてカーテンも濡れて壁にはカビが、、、
という悪夢とはおさらばです!

2階リビングと階段との間に扉を付ける

細かいところですが要注意ポイントです!
階段上がってリビングにすぐ入るのに扉あったら邪魔じゃない?と思うかもしれませんが、意外と大切な役割をしているんですよ。

  • 階下への音漏れ防止
  • エアコンの暖気や冷気を保つ
  • 食事の匂い拡散防止
  • 落下防止

音・室温・匂いをリビング内に留めるため、また、安全のために扉は有用です。

まとめ

それでは本記事のまとめにいきましょう。

メリット・日当たりが良い
・眺望が良い
・プライバシーが確保しやすい
・開放的な間取りが実現しやすい
・建物の強度が強い
デメリット・工事費が上がりやすい
・大型家具の搬入に手間がかかる
・階段の昇り降りが疲れる
・老後の不安

メリットとデメリットはこちらです!

2階リビングは上記のメリットを享受したい人の他に、住宅密集地に住む人にもおすすめです!

おすすめの間取り構成は、
家事動線、リビングの広さ、等、何を優先するかでおすすめの間取り構成は変わってきます。家事動線優先の場合は水廻りをワンフロアにまとめましょう。リビングの広さ優先の場合はリビングとキッチンを2階に持ってくるのがおすすめです。

とにかく
家事動線優先!
タイプ
リビングの広さは
譲れない!
タイプ
2階リビング
キッチン
洗面所
お風呂
リビング
キッチン
1階居室洗面所
お風呂
居室

後悔しないために、少なくとも下記のことは気を付けるようにしましょう。
・自分の生活動線に合った間取りにする
・高気密、高断熱を意識する
・2階リビングと階段との間に扉を付ける

これから家を建てる人に向けて

人によって向き不向きはありますが、【人目を気にせずに開放的で良い眺望】をリビングに望む人には2階リビングはおすすめです!

間取りは生活動線に直結するため、悩んでいる人も多いことと思います。
最後におすすめの間取りの決め方をご紹介しますね。
それは、
たくさんの間取りを見て、比較して選んでいく方法】です!
比較するのは気に入らない間取りでもいいんです。どこが気に入らないのか、考えることでどんどん自分に合った間取りに近づいていきます。

それでは皆さんが後悔しないマイホームを叶えることを願ってます!
他にも気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

私が【後悔しないマイホーム】を手に入れたリアルな実体験を基にして
餅家日記】https://mochiienikki.com/では、お家のいろいろな内容について紹介しているので、こちらも是非覗いてみてください。後悔しない秘訣や、実際に選んでどうだったか、メリット・デメリットについて、等、有益な情報となっています。

そもそもマイホームの形態(マンション、建売、注文、等)で迷っている方はこちらも是非参考にしてください!注文住宅に決断するまでの具体的な過程と決断するための方法について紹介しています。

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