100万円で外構を作りたい人必見!満足できる外構の作り方と実例紹介

外構

『外構を作りたいけど、予算が限られている・・・』そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?外構工事の費用は意外と高額になりがちですが、100万円という予算内で、どこまで理想の外構が実現できるのか気になりますよね。

冒頭から早速結論ですが、100万円で機能性とおしゃれを兼ね備えた満足できる外構は可能です!

この記事では、【100万円で満足できる外構】を実現した私が、実際にかかった費用とその結果、そして予算内で外構を作るために押さえておきたいポイントや注意点を、実例を踏まえて詳しく解説していきます。これから外構を計画している方は、ぜひ参考にしてください。費用を抑えつつ、満足度の高い外構を作るためのヒントが見つかるはずです!

前提条件

最初にお断りしておきますが、『誰でも100万円で満足できる外構が作れます!』という記事ではありません。

もち子
もち子

え、でも100万円で外構を作りたい人必見!って書いてあるじゃん!どーゆーこと??

こめとり
こめとり

正確に言えば、『誰でも』ではないということだね。
人によって土地の広さや求める理想が異なるから一概には言えないんだよ。

大豪邸の広い土地や、日本庭園を造りたい、ということあれば、さすがに100万円で理想を叶えるのは困難でしょう。
そこで、先ずは前提条件を確認しましょう。本記事で実例として挙げている我が家の外構スペース(土地の広さ)と、外構の理想については下記の通りです。

外構スペース(土地の広さ)・・・約16坪 ※建物の周囲の通路含む
家の前に2台縦列駐車ができる+建物の周囲に人が一人歩ける幅の通路があるというコンパクトな大きさです。
【30坪の土地に建物の建築面積が14坪(延床面積25坪)】

外構の理想・・・機能性とおしゃれを両立したお金を掛けすぎない外構
お金さえ掛ければ高機能で誰もが憧れるおしゃれな外構は叶うと思います。ただ、我が家の場合は家を作ることが目的ではなく、そのあとの暮らしを充実させることが目的のため、家にお金を掛けすぎるのは本来の目的に反することになります。そのため、予算内で必要なものを詰め込み、機能性とおしゃれも妥協しない外構を理想としています。

本記事では上記の内容を前提として紹介しています。全て実体験を基に具体例や費用、評価について詳細に解説していきますので、これから外構工事を考えている方には非常に有意義な内容になっています!

そもそも外構とは?

具体的な話の前に、外構について基本的なことを簡単にご説明していきます。既に調べていてそんなこと知ってるよ、という方は飛ばしていただいても大丈夫です。

外構の定義と役割

家の外側にある構造物全体指す総称であり、フェンス、門、駐車場、アプローチ、庭、砂利、等も含まれます。

こめとり
こめとり

敷地内の建物以外の部分ってイメージ!

外構の役割は一般的には、プライバシーの保護、安全性・セキュリティ、機能性の向上(駐車場等)、敷地の境界の表示、景観の一部を作る、といったものが挙げられます。人によって外構に対して求める役割は異なりますので、なるほど、というぐらいに捉えていただければOKです(本記事では機能性と景観に重きをおいています)。

外構費用の相場

敷地面積や工事の規模、装飾の程度によって大きく変動するため、あくまで参考ですが、新築の外構費用は建物の10%程度が目安と言われています。我が家は建物費用は約2500万円のため、この相場を当てはめると250万円ですね、、恐ろしい、、笑

外構を構成する手順

外構手順

外構に何を取り入れるか、ここで金額が大きく変わってきます。金額に関わる大事なポイントなので、費用への考え方や外構に取り入れるものをどうやって選択したのか、その方法についてご紹介します。

取り入れたいものをリストアップする

取り入れたいものを全てリストアップしましょう。このとき大切なのは、今だけでなく将来必要になるかも、というものも忘れずに入れ込みましょう。

こめとり
こめとり

我が家の場合は、自転車置き場が当てはまりました!

順列を付けて分類する

①必須なもの②あると便利なもの③贅沢品、といった感じで順列を付けて分類しましょう。ここでの目的は、コストを気にするあまり、必須なものを諦めて不便な外構になること避けるためです。

外構業者へ相談

理想・希望条件が整理できたら外構業者へ相談してみましょう。このときは業者がまだ決まっていなくても大丈夫です。いくつかの業者へ希望条件を提示しておおよその金額を見積もってもらいましょう。ネットでも大体の費用が書いてあったりもしますが、業者によって材料の割引率や必要な費用が異なってくるので、直接コンタクトを取るのがおすすめです。取り入れるものを選定するのに、コストと比較しないと選びようがないですからね。但し、他社と比較して安すぎるところは要注意してくださいね!

こめとり
こめとり

どこを削って安くしてるのか、しっかり見極めが必要!

施主支給の可能性を考える

外構業者へ相談するのと同時に、施主支給についても忘れずに考えましょう。コストダウンできるポイントになるので!具体的には、業者に①施主支給の可否②施主支給した場合の設置費③保証範囲(ほとんど自己責任になるかとは思いますが)、について確認すると良いかと思います。
少し話が逸れますが、こういった相談に対して真摯に対応してくれる業者を選ぶことも失敗・後悔しないためのポイントになるので、判断材料の一つにしてみてください。

我が家で取り入れたもの

予算に限りがあったので、我が家では上記で必須なものを中心に取り入れています。具体的な内容は以下に記載します。外構スペースと理想が我が家と似ているのであれば、これらを取り入れればおおかた満足できる仕様になるかと思いますので是非参考にしてみてください。

  • 駐車場2台分(土間コンクリート)
  • 車止め
  • 自転車置き場
  • 機能門柱(宅配ボックス付き)
  • アプローチ
  • 防草シート
  • 砕石
  • 照明

駐車場2台分

車

車通勤のため1台は必須であり、もう1台は来客用です。他の記事で『来客は頻繁に来ない』と言いましたが、その通りで頻繁には来ないのですが、前面道路が狭いため一時的な停車であっても他の車の通行の妨げになってしまうので、来客用にもう1台スペースを準備することを決めました。

車止め

30坪の土地の中に建物と駐車場2台を確保しようとすると、駐車場に十分な空きスペースはなく、駐車すると建物と車の間はどうしても狭くなります。バックのしすぎで壁を破壊してしまうことを防ぐために車止めを必須としました。ただ、車のサイズによって適切な車止めの位置は異なってきますので、車止めは備え付けではなく、自分でホームセンター等でそのときの車種に合わせて購入・設置するのがおすすめです

自転車置き場

自転車

自転車置き場は今必要なものではなく、将来的に必要になるであろう、という想定で取り入れました。駐車場は2台仕様で普段は1台のため、空いているスペースに自転車を置けばわざわざ自転車置き場を作らなくても大丈夫じゃないかと初めのうちは思っていました。具体的に将来をイメージしたとき、来客時に自転車を移動させる場所がないと車が駐車できない、ということが想定されたので、厳密にいえば自転車を一時的に移動させる場所の確保を行いました。コンパクトな面積で外構をやりくりする方はご注意を!

機能門柱(宅配ボックス付き)

宅配ボックス付きは共働きの必須項目ですね。日時指定出来ても仕事の都合で時間に間に合わないことがあったり、荷物が届くから出かけられない、、というストレスからの解放のために設置しました。注意点は、宅配ボックスのサイズです。コストだけで考え、小さい宅配ボックスを選んで結局荷物がほとんど入らずに使えない、という事態は避けましょう。

アプローチ

アプローチは外観上欲しかったので取り入れました。アプローチとして使えるよう滑りにくい素材、来客用の臨時駐車場としても使えるように車の荷重に耐えられる素材、自転車置き場としても使えるよう凸凹していない素材、おしゃれさを演出するのに異なる素材感、を詰め込んだ機能的なアプローチを作りました!アプローチで我が家で採用したおすすめの素材は、洗い出し処理をしたコンクリートと擬木(コンクリート等の素材を木材に似せたもの)の組み合わせです。これらの組み合わせで満足できるアプローチができたのでほんとにおすすめです!

防草シート

雑草

草むしりするのがめんどくさい、、、この気持ちが全てだったのでできる限りのスペースに防草シートを施工してもらいました。地域によって雑草のたくましさは異なるので、それに応じて防草シートの有無や施工面積を決めても良いかと思います。

砕石

駐車場やアプローチ以外の建物の周囲や隙間部分は、コンクリートよりも砂利よりも安い砕石にしました。コスト面のこともありますが、全てコンクリートだと味気なく、砂利だと周囲に飛び散ったり歩きづらいデメリットが気になり、砕石にしました。防犯を高めたい方には防犯砂利といって軽く踏むだけで大きな音が鳴るものもありますので、ご自身のお好みに合ったものを選んでいただければ良いかと思います。

照明

夜間は周囲が暗い、デザイン性を少しでも上げたい、ということがあり、装飾の一部として照明を取り入れました。優先度としては低いものであったのでコストをかけないよう、ネットで購入したものを使っています。電源が必要になる照明器具は電気工事も必要になり、コストも結構上がってしまうので、飾りで少し照明を入れたい、というぐらいのテンションであれば、電源が不要なソーラーライトがおすすめです!

外構の総費用と内訳

費用

【我が家で取り入れたもの】を踏まえ、果たして実際いくらになったのか、下記をご参照ください!

名称内訳金額
駐車場・
アプローチ関係
工事費¥393,779
車止め¥4,000
門柱関係工事費¥34,500
機能門柱(宅配ボックス付き)¥141,000
その他重機、土量調整費等¥337, 960
照明¥3, 000
合計¥910, 239

合計¥910, 239となり、約91万円で外構が完成しました!なお、青字部分が施主支給であり、ここでもコストダウンすることができました。ちなみに業者は格安を謳うようなところではなく、ハウスメーカーと提携している信頼できる業者でこの費用に抑えることができて満足です。

施主支給が可能かどうかも業者に事前に確認しておくと良いでしょう。我が家では車止めはホームセンターで、機能門柱(宅配ボックス付き)と照明についてはネットショッピングで購入しました!機能門柱は色味や開き勝手、トランス、設置方法、等、決める内容が複雑であるため、業者と相談して希望するものを間違いなく注文できるように気を付けてくださいね!

完成後の外構評価

これまで、外構に取り入れたものと掛かった費用についてご紹介してきました。費用に満足してたけど、実際完成後はどうだったの?というところについて評価をしていきます。

完成写真

もち子
もち子

実際にはどんな外観になったの?

こめとり
こめとり

完成直後に写真撮影を忘れちゃって、最近撮った写真だけど、、
(駐車場部分の少し黒いのはタイヤ痕)

昼間の明るい時間帯がこんな感じです!

我が家の外構 朝

右側が普段使っている駐車場で、左側がアプローチ来客用駐車場自転車置き場です!白いところが一般的な土間コンクリート、アプローチの肌色っぽいところが洗い出し処理のコンクリート、アクセントの木材のように見えるものが、擬木です。(玄関左下には自転車の一時避難場所として一部だけコンクリートにしてありますが、その奥や建物周囲は砕石にしています。)

こめとり
こめとり

辺りが暗くなってくると、こんな感じになります!

玄関ドア前の照明は外構ではなく建物工事に含まれていたので既にあったものですが、機能門柱に付いている照明や、駐車場のソーラーライトがアクセントになって可愛いです。

我が家の外構 夜

価値観は人それぞれ異なるので、100万円でこれだけしかできないの?微妙、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちにとっては限りある予算内で機能性とおしゃれを両立できたと思っています。

満足ポイント

満足ポイント
  1. 事前の打ち合わせと同じイメージの外構が完成した
  2. 予算内に収めることができた
  3. アプローチが駐車もできる仕様で、おしゃれと実用性を兼ねることができた
  4. 毎日使っていて不満がないこと!

1.事前の打ち合わせと同じイメージの外構が完成した
これは当たり前のようで当たり前ではないんです。建物の時もそうですが、打ち合わせ時の完成イメージ図はあくまでイメージであり、実際のデザインや色味は同じになるかどうか不安が消えないものです。良い業者、担当者さんに出会えて、イメージ通りの外構が完成して満足です。ここは業者選びが重要になってくるポイントですね。

2.予算内に収めることができた
お金を掛ければ素敵なものが出来上がってくるのは当然ですが、如何にお金を掛けずに家づくりを進めるか、について意識してきたので予算内に収めることができて満足です。もちろん必要なことにはケチらずにお金をしっかりかけていますが(断熱や耐震等)、必要以上のお金の支出は結局将来の自分の首を絞めるだけですからね。。

3.アプローチが駐車もできる仕様で、おしゃれと実用性を兼ねることができた
コンパクトなスペースで機能性を持たせるためには、、と色々と素材やデザインを調べて思い悩んだ結果、理想の機能を持ったアプローチ(滑らない、異なる素材感、駐車可、駐輪可)ができて大満足です!手書きでデザインや細かい希望を書いて担当者さんにアドバイスをいただいたことが良い思い出です。

4.毎日使っていて不満がないこと!
これが一番ですね。駐車場もアプローチも機能門柱も毎日使うものなので、ここで不満に感じることがないということは大成功だと思っています。例えば雨の日にアプローチを歩くと滑って危ないから気を付けて歩く、という小さい不満でさえも、これからずっと暮らしていくとなると大きなストレスにもなり兼ねません。

限られた予算内でも満足できる外構ができたと胸を張って言えます!

残念ポイント

残念ポイント

ほとんど残念ポイントはありませんが、あえて言えば、節約のために施主支給にした機能門柱(宅配ボックス付き)に傷があったことです(恐らく自分たちで現場に運び込む途中でどこかでぶつけてしまったんだと思います)。とは言っても大きな傷ではないのでそこまで気にならないのと、施主支給で安く仕入れる分リスクは承知していたこと、外に置くものだからいずれは傷つくだろう、という考えだったため、残念ではありますが後悔は特にしていないです。気にする方は施主支給にする際はリスクが付き物ということをお忘れないように!

まとめ

コストを抑えて満足できる外構を作るためには、①外構に何を求めるのか考える②取り入れたいものの優先順位をつける③施主支給も選択肢に入れる、ということが大切です。あなただけの素敵な外構を実現するために、本記事で紹介した【外構費用を100万円に抑えた実例】を是非参考にしてみてください。

外構工事は家づくりにおいて最終段階です。これまで土地探しや建物の間取り・デザイン等、たくさん考えることがあって疲れましたよね。それでもここまで辿り着いたんです!理想のマイホームを叶えるために、あと一歩、頑張りましょう!

本記事以外にも、後悔しない家づくりを叶えるための様々な情報を記事にしていますので、よろしければ他の記事も覗いてみてくださいね!気になる点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。


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